伝統的占星術とモダン占星術(9)

アスペクトの続き。

モダン占星術では,2つの天体間の角度によってのみアスペクトが確定します。また,オーブという,許される許容範囲はアスペクト毎に設定されます。例えば「トラインのときはプラス・マイナス8度( 112 <-- 120 --> 128 )」のように。

伝統的(古典)占星術では,アスペクトは2つのサイン間に存在します。スクエアであれば,牡羊に一方の天体があるとき,対する天体は,蟹もしくは山羊にある場合に限られます。ネイチャーを重視しているのです。(ネイチャーについては,伝統的占星術とモダン占星術(4)に書いてます)

Hot & Dry(火)の牡羊と,Cold & Moist(水)の蟹では,正反対の性質となります。山羊も Cold & Dry(地)と,ホットに対してコールドと,あまり同調できそうにありません。セクスタイルとトラインでは,一般的にトラインの方が好ましいアスペクトとされるのは,全くおなじネイチャーを持っているからなんですね。ですが,角度は 120度に近い場合でも,どちらかの天体がサインの境界付近では,同一のネイチャーでないことも多く,トラインと認められない場合があります。

そのうえで,角度が 120度になったとき,トライン完成となります。まず,サイン間での完成,次に天体間での完成というわけです。

アスペクトの本来の考え方を知れば,角度だけで決まるモダンの用い方は,腑に落ちないと感じてしまいます。

また,古典では,オーブは天体毎に設定されており,「太陽と月のトライン」と「太陽と水星のトライン」ではオーブの幅が違います。なお,オーブの幅は,モダン,古典ともに一定の基準はあるものの,絶対の数字があるわけではありません。


++++++++++++++++++++++++++++++++